デバンニング(コンテナ荷卸し作業)
デバンニング(コンテナ荷卸し作業)とは
デバンニング(デバン)とは、コンテナから荷物を取り出す作業。荷卸しと聞くと凄くきつそうなイメージがありますよね。物流倉庫内の仕事は、ピッキング、梱包、仕分け等、色々ありますが、デバンニングは全ての作業で最もきつい重労働になります。
求人票で、荷卸しとかデバンニングと書かれていたら気を付けた方がいいです。
デバンはどれぐらいきつい?
デバンニングのきつさは、引っ越し作業と同等、物によってはそれ以上ですね。恐らくバイトや派遣等の単純作業で一番きついでしょうね。
商材が軽量、コンテナ20f①本の短時間デバンニング、アパレルのデバンはそこまできつくはないですが、商材が大型家電製品や家具になりますと話が変わります。
友人で自衛隊の子がいるのですが、その彼でもデバンニングはきついと言っていますね。
自衛隊になれるような身体能力が高い子でもデバンはきついということは、体を鍛えてない一般人にとっては、未だかつてない過酷な作業を体験できるでしょう。
デバンの注意点
デバンニングをやる上で気を付けるポイントは、商材、作業時間、時期です。
商材
デバンニングのきつさは商材によります。1kgとか軽い物もあれば、20kg超えはざらにあります。
デバンニングで気を付けたい商材が、大型家電製品、飲料水、家具等。まず、大型家電製品ですがこれは室外機や冷蔵庫が対象になります。室外機ですと30kg~40kg。
一番気を付けたいのが家具のデバンニング。これはベッドやソファーが対象で重量は50kgを超えてきます。なので、ニトリのデバンとかは止めた方がいいです。
派遣で就業する場合は、その倉庫がどんな商材を扱っているかは事前に公式ホームページでチェックしておくといいでしょう。その倉庫が大型家電製品や家具を扱っていると記載されていたら、それらのデバンニングをやらされるハメになるので注意。
派遣でデバンニングの案件は多いと思いますが、派遣会社の担当の人にどんな商材を扱っているのか事前に聞いておくと安全です。
初めてデバンニングをやる人はアパレルの現場を選ぶといいです。アパレルでしたら、大型家電製品や家具ほど疲れることはないです。
作業時間
商材と同じで作業時間も重要になります。商材が重くても、作業時間が短ければ極端に疲れることはないです。まずデバンニングはコンテナ40fと20fが来ますが、20fより、40fのほうが商材が大量にあります。
当日のデバンニング作業者にもよりますが、40fコンテナ①本の作業時間で約一時間ぐらいはかかりますね。なので、本日は40fコンテナ③本と言われたら、最低3時間ぐらいはデバンニングをやることになります。
時期
日本は高温多湿なので、じめじめした中でデバンニングはさらにきついです。真夏の外気温推定35度ぐらいはありますし、扇風機等で対応してくれる会社もありますが、それでもきついです。初めてデバンをやる人は夏は絶対に止めておきましょう。
休憩時間
デバンニングは重労働なので、コンテナ①本が終了すれば、休憩は数十分入ります。インターバル無しでぶっ続けでやることはないです。
作業の流れ
実際のデバンニングの流れです(コンテナ3本の場合)。作業時間は当日の作業人数によって若干変わってきます。慣れた人達ならスムーズです。
コンテナ40f①本目(1時間程度)⇒休憩数十分⇒コンテナ40f②本目(1時間程度)⇒昼食(60分)⇒コンテナ③本目⇒(1時間程度)⇒終了
作業人数は3~5人ぐらいでやることが多く、商材をおろしパレットに積む人、ラップを巻いてハンドリフトで移動する人等それぞれ役割が決まっています。同じ作業をずっと続けると偏りが生じるので、コンテナ毎で作業内容をチェンジします。ずっとハンドリフトで運ぶだけでしたら疲れないですもんね(笑)
デバンニング終了後は現場によって変わりますが、ピッキング、梱包等の通常作業、掃除。やることがなければそのまま上がり。
デバンのメリット
デバンニングは重労働なので、良い事がないように見えますがメリットもあります。まずは他の軽作業に比べて時給が高めです。
もう一つは煩わしい人間関係がない点。倉庫のピッキングや仕分け等の軽作業では、ヒステリックなパートのおばちゃんや怒鳴りまくっている意味不明な社員と一緒に作業をすることが多いので、物凄くストレスが溜まることでしょう。
しかし、デバンニングはそういうのは基本的にないです。それもそのはずで、ギャアギャア怒鳴ってデバンニングの途中で作業員に帰られたら困りますよね。重労働は誰しもやりたくないですので。なので優しい人が多いです。
軍手・作業靴
デバンニングをやるさいは必ず強力なゴム軍手と作業靴は用意します。特に軍手は重要で、その辺のホームセンターに売っている激安のおたふく手袋は絶対使わないようにしましょう。これはグリップが弱すぎるので手を保護するという役割は果たしても、重い荷物を持つのに全く適していません。
作業靴も同様で、コンバースとかお洒落な靴は疲れるので履かないようにします。
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